浅草流鏑馬

東京でも日本の伝統行事、流鏑馬が見られる機会がある

流鏑馬(やぶさめ)というのは疾走する馬の上から的に向かって矢を射る日本の伝統行事のことです。
もともとこの行事は馬の上における実践的な弓術の一つとして訓練をしていたものでした。
しかし、それが日本の伝統芸として今の残っているのです。

この流鏑馬というのは地方の大きな大会でしか見られないと思われていることも少なくありません。
しかし、実は東京でも流鏑馬を見ることができるのです。

流鏑馬は東京のどこで見ることができるのか

現在、思っているよりも多くの場所で流鏑馬を見ることができ、全国的に流鏑馬の行事は行われています。
そして、東京都内でも流鏑馬は5つもの場所で行われています。
その中でも特に有名なのが浅草流鏑馬です。

浅草流鏑馬は毎年4月の第三土曜日に行われている行事です。
台東区にある隅田川河畔の特設馬場で行われており、毎年多くの人が足を運んでいます。

流鏑馬はもともと896年に宇多天皇が源能有に命じて行われたと言われています。
その後、色々な場所で行われるようになり広まって、この弓術訓練はいくつかの流派が誕生しました。
現在では武田流と小笠原流が最も有名です。

浅草神社では江戸時代から正月行事として流鏑馬が行われるようになり、これが浅草流鏑馬の起源となっています。
浅草寺出版部である「浅草寺志」や「東都歳時記」の情報では、浅草神社には八太夫という宮司がおり、鬼の的を馬の上から射て天と地と四方に六筋の矢を放つという儀式が行われていましたとされています。
これが当時は独特のルールで行われていたのが、現在では小笠原流弓馬術礼法宗家の協力によって行われているのです。

現在の浅草流鏑馬は神事というよりは一種の観光行事として実施されています。
そのため、台東区長や区の職員、浅草観光に携わる人たちがサポートして運営がされている状況です。
昭和58年にはフランスのパリにあるエッフェル塔の下でこの浅草流鏑馬が披露されていますし、どんどんと流鏑馬を広めるための活動といった役割も担うようになっています。

浅草流鏑馬の楽しみ方

浅草流鏑馬は隅田公園特設会場にて行われます。
東武線の浅草駅から徒歩5分ほどの場所ですし、北めぐりんバスの隅田公園からは徒歩1分の場所です。
交通アクセスが良いですし、浅草は観光客で賑わうので公共の乗り物を利用する方が便利です。

流鏑馬を見る際には無料で楽しむこともできますが前売りの有料観覧席も設けられています。
こちらで観賞すれば見やすいだけでなく記念品も受け取ることができるので、本格的に流鏑馬を楽しみたいという人はこれを利用するのがオススメです。

また、流鏑馬の前には練習のために草を束ねた鹿形をした的に草鹿も見所の一つです。
この草鹿は山谷堀広場で行われるもので観覧無料でこちらも多くの人が訪れています。