山王祭

日本三大祭の一つ、山王祭

山王祭は日本三大祭の一つでもあり、江戸の三大祭の一つでもあるというとても由緒あるお祭りです。
正式には日枝神社大祭と言われており、全国にある日枝神社で山王祭は行われています。

東京の日枝神社で行われる山王祭は同じ地域にある神田明神のお祭りである神田祭と隔年で行われるお祭りです。
基本的には偶数年に山王祭が行われ、奇数年に神田祭が行われています。
神田祭は5月中旬ですが、山王祭は6月中旬に行われており、旧暦の6月15日がお祭りだったことから6月中旬の日曜に行われるようになったとされています。

山王祭の見どころ

日枝神社は徳川家康が江戸城入場によって江戸城と将軍家の産土神として大山咋神を祀り、山王祭は三代将軍である家光以来将軍が上覧することを許されるお祭りとなって今まで続いています。
例祭の神事以外にも茶席や神楽囃子、山王太鼓の演奏といったものが複数日に渡って催される規模の大きなお祭りです。

神幸祭が最も見どころと言えますが、この神幸祭は神田明神と交互に行われるものです。
神幸祭はとても規模が大きく500人にも及ぶ人たちが9時間にも渡って練り歩くため、最近では行列の最後尾にGPSをつけてiPhoneのアプリで行列の様子が確認できるようにもなっています。

これだけの規模ですから、神幸祭がないとなれば盛り上がらないと思われがちですがそのようなことはありません。
神幸祭がない年であっても他にも見どころが色々とあります。

まずの見どころが稚児行列です。
これは本来、神社や寺院が新しく建て替えられ時や法然の命日といった時に行われるのですが、山王祭の大祭でも行われています。
子供や孫の健やかな成長を願う稚児行列はとても可愛らしく、茅の輪くぐりの様子は特に可愛くていやされます。

また、納涼大会と言われる盆踊りが6月に行われるというのも特徴的です。
少し早い時期ですし梅雨時であるために天気が不安視されるのですが、巨大なテントの下にやぐらを立てて行うという少し変わったものになっています。
テントの下で盆踊りができるため雨天決行です。

夏祭りのように夜店もたくさん立ち並びます。
夏を迎える前に夏らしい気もちになれるとして浴衣で出かける人たちも多いです。

6月の16日は和菓子の日であり、これは仁明天皇が神託によって6月16日に16種類のお菓子を備えて疫病退散したということに由来していると言われています。
このため、日枝神社では15日の例祭の翌日に和菓子職人が腕を振るい和菓子を作り、参拝者にも和菓子が振る舞われます。
厳かな雰囲気の中で和菓子を口にするという機会は滅多にないことですから、こちらもぜひ経験してほしい体験の一つです。