江戸野菜料理めぐり

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江戸野菜をご存知ですか。
京野菜や石川県の加賀野菜などは今でも有名ですが、
江戸野菜は東京伝統野菜などとも呼ばれ、江戸時代より
江戸の外周上の農村地帯で主に作られていた野菜です。

明治期以降の宅地開発で、商用としては完全に姿を
消してしまったものも多く、幻の野菜とも言われています。

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江戸野菜の種類

主な江戸野菜には、大田区馬込の馬込半白胡瓜、
江東区砂町の砂村茄子・砂村三寸人参・砂村葱や亀戸の大根、
墨田区東向島の寺島茄子、北区滝野川の東京長蕪・滝野川人参・滝野川牛蒡や、
品川区の品川蕪・居留木橋南瓜、目黒の筍、新宿区大木戸の鳴子瓜や内藤町の内藤南瓜、
中野区の東京大越瓜、練馬大根、世田谷区の大蔵大根、台東区谷中の谷中生姜、
足立区千住の千住葱、江戸川区小松川の小松菜、足立区三河島の三河島菜などがあります。

他にも各種情報誌などの紹介には、
都下(東京23区でない市町村島部)のものも含まれていますが、
都下は江戸ではないので、ここでは除外します。

これまで入れれば、大きな解釈では、伊豆大島や八丈島、
小笠原諸島まで江戸野菜になってしまうからです。

江戸野菜を食べるには

これらの食材を今でもいただくことのできるお店を紹介しましょう。
まずは、東京 名所のひとつ江東区にある亀戸天神社の近く、
蔵前橋通と明治通交差点にある亀戸大根の専門店、亀戸升本です。

明治38年創業の老舗料理店で、同じ江東区深川で有名なアサリと
亀戸大根を使った石鍋で炊く亀戸大根あさり鍋が食せます。
これは亀戸大根のフルコースのメインディッシュで、ランチコースには、
亀戸大根すてぃっくや亀戸大根たまり漬、亀戸大根汁、亀辛しょうゆなどが付いてきます。

ディナーは、これらに亀戸大根ステーキ、亀戸大根寿司、亀戸大根江戸前煮、
亀戸大根と芝海老のかき揚げ、亀戸大根さらだ、亀戸大根まんじゅう、
亀戸大根三五七漬などのフルコースで、予算としては10000円程度です。

ちなみに亀戸大根は亀戸香取神社境内に碑があり、
毎年、正月に神社内にて地元の子供たちに振舞われます。

最近、江戸野菜復活に力を入れているのが墨田区東向島の寺島茄子。
地元の小学校の校庭や、発祥の地である白鬚神社、それに都立向島百花園などで、
栽培されだしました。

寺島茄子を食材として出すお店が、墨田区墨田のきそば長平という蕎麦屋さん。
一昨年開業したばかりのお店で、寺島ご膳というメニューに茄子の天婦羅や漬物が入ります。

江戸野菜で今でも全国各地で作られている小松菜発祥の地小松川には、
荒川を挟んで江戸川区小松川と東小松川やその隣接する町々に小松菜を
メニューにした数多くのお店があります。

蕎麦、うどん、カレー、洋食、中華、ラーメンなど上げれば切りがありません。
数が多すぎるので紹介しませんが、個人的お気に入りを一店舗。
荒川西岸小松川にあるヴォン・ド・メールというパン屋さん。
2階にカフェスペースもあるパン屋さんで、名物は小松川あんぱんです。

最近では緑色の小松菜バウムクーヘンなども開発しました。
場所は都営新宿線東大島駅と国道14号線の間の小松川団地内にあります。
ただし、とっても希少な小松川産の小松菜を使っているかどうかはわかりません。

次に紹介するのが足立区の千住葱です。
白い部分が長い根深ねぎなのが特徴で、足立区の区北では、つい最近まで栽培されていました。
今でも埼玉県東部で多く栽培されていますが、越谷葱など、それぞれ地の名を付け出しています。
千住葱は足立区千住に今でも専門にこれだけを扱う業者があるのです。

千住葱商 葱茂というお店で、千住葱市場も経営しています。
千住葱は偽物が多く、確実に本物を食したいなら、ここか、
ここで卸しているお店で購入することをおすすめします。

ちなみに購入できるお店として代表的なのが、
イトーヨーカドー1号店でもあるイトーヨーカドー北千住店です。
セブンネットの店舗別購入の仕方をご存知なら、お取り寄せも可能です。